上の画像は、左が健康な骨、右へ行くに従い、骨密度が低下している骨の断面画像です。
骨粗しょう症は低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患、とWHO(世界保健機関)は定義しています。
骨粗鬆症という疾患は、一般には閉経後の女性や高齢者に発症しやすく、骨強度(骨密度と骨質の2つの要因からなる)が低下してしまうことで、骨がもろくなって、くしゃみをしただけで骨折してしまうこともあります。
当クリニックでは、健康診断で骨量を指摘された方以外にも、60歳以上の女性、70歳以上の男性には骨密度検査を推奨しています。
また、血縁に大腿骨骨折歴のある方、ご本人に喫煙・飲酒歴のある方、他にも関節リウマチ、糖尿病、栄養失調、早期閉経、甲状腺機能亢進、副甲状腺機能亢進、ステロイドを内服中の患者様へは骨密度検査を推奨しています。
骨粗鬆症は生活機能や生活の質を低下させるだけでなく長期的には死亡リスクを上昇させるといわれており、適切な治療がおこなわれる必要があります。
低骨量を呈する疾患は原発性骨粗鬆症、続発性骨粗鬆症およびその他の疾患に分類され、これらを鑑別して治療を行ないます。
骨粗鬆症の診断は診察、画像診断(腰椎のレントゲン等)、血液・尿検査、骨密度測定などをもとに行ないます。
当クリニックの高精度の検査機器は「所要時間10分程度」と、お身体に掛かる負担が少ない検査を実現しています。
また、保険適用となる検査のため、患者様へのご負担いただく費用の少ない検査ですのでご安心下さい(検査費用につきましてはお気軽にお尋ね下さい)。