関節リウマチの治療は、1999年のメトトレキサート(MTX)の発売、そして2000年以降の免疫抑制剤、生物学的製剤、JAK阻害薬の発売により関節破壊の抑制から、防止そして寛解に導く治療へと飛躍的に進歩してきました。
関節リウマチは早期に診断し治療を開始することが重要です。
関節リウマチの診断は、以前の診断基準では早期の関節リウマチ患者さんを診断することができませんでしたが、2010年に新しい診断基準が発表されて以降は早期の診断が可能となってきました。
しかし、手指の関節痛や腫脹などがあっても医療機関を受診しなければ、診断されることはなく治療を開始することも出来ません。
気になる症状があればリウマチ科を受診してください。
また、一度の受診で診断がつかなくても時間とともに症状や血液検査の所見が変化し、再診時には診断がつくことがあるため放置せずに再診をしてみてください。