整形外科で行なわれるリハビリテーションは、主に運動器リハビリテーションになります。
運動器リハビリテーションには、理学療法(運動療法、物理療法)、作業療法、義肢・装具療法などがあり、当院では主に理学療法を中心に行なっています。
リハビリテーション治療が対象となる方
● 首や肩が痛い
● 腕が上がらない
● 手足がしびれる
● 腰が痛い
● 歩くと膝が痛む
● けがで体が思うように動かない
● 体を動かすと痛みがはしる
● 手術後のリハビリテーション
◆理学療法について◆
運動療法について
骨折や関節症、神経痛等により、関連する関節が動かしづらくなったり、筋力が低下したりすることがあります。
関節可動域訓練、筋力増強訓練、歩行訓練などによりこれらを改善し、日常生活やスポーツ活動への復帰をサポートします。
◆物理療法について◆
ウォーターベッド
牽引機
高周波/低周波治療器
ホットパック
物理療法は物理的なエネルギーによる刺激(温熱、電気、水など)を加えることで、それに対しての生体反応を利用して、機能の改善を図っていく治療法で、運動療法のサポート的な位置づけとなります。
ホットパック、超音波治療器、低周波治療器、牽引器、ウォーターベッドなどを使って疼痛緩和を図ります。
義肢・装具療法
病態にあわせて適切な装具を選択し治療をすすめます。
多いのは、膝の痛み(変形性膝関節症など)に対する膝装具や足底板、腰背部の痛み(変形性脊椎症、椎体骨折など)に対するオーダーメイドのコルセットです。
近隣の義肢装具製作所と連携して、迅速に治療をすすめます。
運動器リハビリテーション
慢性的な膝痛・肩痛・腰痛等の中には、理学療法士・作業療法士による筋力増強訓練や関節可動域訓練が、症状緩和に有効なものがあります。
また、骨折の治療過程においては、けがをする前の身体機能にできるだけ近づけるために、これらが非常に重要となります。
当院では、このような患者様に、運動器リハビリテーションをおすすめしております。